「義務教育」という言葉は、何度も耳にしたことがあると思います。
そこで今回は、それぞれの種類について簡単に解説していきたいと思います。
義務教育の種類
現法律では、小学校の6年間・中学校の3年間が義務教育の対象です。
教育基本法第19条・第37条により、種類と修業年限が定められています。
小学校
小学校は、初等教育とも呼ばれます。
基礎から学び、段階を踏んで1年ずつ進級します。
「生きる力」に重点を置き、学びを広げるための学習指導要領に基づいて教育を進めていきます。
また、義務教育を受ける小学校は、特別支援学校や養護学校の小学部も含みます。
中学校
中学校は、前期中等教育とも呼ばれます。
小学校と同様に、1年ずつ進級します。
文部科学省による学習指導要領に基づいて学びを進めていきます。
学習指導要領は、よい教育を行うため、必要に応じて改訂が行われています。
小中一貫校・義務教育学校
近年、小中を一貫した教育環境の整備が進められています。
小中一貫校や義務教育学校は、小中が一つの組織となり、新たな教育を進める学校です。
小学校6年・中学校3年と区切ることをなくし、9年間を通した教育課程計画を行います。
一貫させることで以下のようなメリットがあります。
・小学校と中学校の交流ができる
・中学校に上がったときの学習面での格差が生まれにくい
・カリキュラムが自由
しかし、小中一貫校と義務教育学校は、在籍する教員の人数や条件が多少異なります。
小中一貫校は、小学校、中学校それぞれに校長が在籍しています。
一方、義務教育学校は、在籍する校長先生が一人です。
また義務教育学校の教員は、小中学校両方の教員免許が必要になります。
まとめ
今回は、義務教育の種類について解説しました。
義務教育は、小学校・中学校・中高一貫校・義務教育学校に分けることができます。
義務教育の期間は、基礎となる大事な時期です。
児童・保護者・教員にとって、より良い環境の整備が、日々進められています。
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